岐阜県生まれの @IDEA は、岐阜県飛騨市広葉樹活用推進コンソーシアムで推進されている「飛騨市広葉樹のまちづくり」の取り組みに賛同し、空間づくりにおける「広葉樹」の活用を進めています。
岐阜県飛騨市が2014年から取り組んでいる「広葉樹のまちづくり」。広葉樹の価値を高め、日本の林業界に革命を起こすプロジェクトです。
高知県に次ぎ森林率81.2%と全国2位と屈指の森林面積を誇り「針葉樹」に比べ「広葉樹」の割合が高い岐阜県。昔から「ものづくり」が盛んな地域で、美濃焼(陶器)・美濃和紙(紙)・関の刃物(鉄)・飛騨の一位一刀彫(木)等、様々な素材を活かした「ものづくり」が根付いた立地でもあります。
飛騨市内の広葉樹は細い「小径木」が多いため、伐採した木のほとんどが機械で小さく切り刻んだ「チップ」となり、安価な紙の原料や発電などの燃料として、安い価格で市外に出ていってしまいます。様々な素材を使用してものづくりをしてきた私たちですが、家具や店舗什器をデザインするにあたり天然木材を使う場合は通常、スギやヒノキといった「針葉樹」が主で、これは安定供給が可能であり尚且つ幅・厚み・長さなどの選択肢も豊富だからです。
この小径木の価値を高めていかなければ、森林への適切な手入れを持続的に行うことができません。そこで、立ち上がったのが「飛騨市広葉樹のまちづくり」です。目指すは広葉樹の新たな活用方法を生み出し、そこから生まれた利益が森林に還元される持続可能な仕組みをつくること。
引用 : 広葉樹を知る-岐阜県飛騨市広葉樹のまちづくり | https://hidatsumu.com/learn/#section1
この課題の多い地域材(更新伐=更新を促しつつ生産と両立させる小規模皆伐)の広葉樹を使ってインテリア雑貨を制作する事で、林業を守る事に繋がり、飛騨の美しく色づいた広葉樹林を次世代へ残す取り組みの一環となっています。
曲がりや節・・・様々な木目や色・・・多様性の塊のような素材「広葉樹」を使用し、様々なアイテムにアップデートさせることは、とても興味深くワクワクします。 工業製品化された素材ではなく、あえて自然の広葉樹をアップサイクルし使用することは、大量生産・大量廃棄が問題視されている現在、私たちの新たなミッションです。
「飛騨広葉樹のまちづくり」に参加し、広葉樹の森を伐採することで、素材としての利用と、次世代の森への循環とを両立させることを目指しています。「利用と更新・循環」をテーマに商品開発しています。